東京の朝〜地震で揺れぬ乳だろうが、守ってやるのがお前の役目だろう。
AM5:45
ふと目が覚めた、ホテルのベッドの上。
なんでこんな時間に目が覚めたんだろう。
この時間に、セットしたわけもない。
危なかったー。
と胸をなでおろし、起きる時間を出発の時刻から逆算していると。。。
AM5:49
グラっ...
あ、揺れてる...
なぜ目が覚めたかわかった。
いやいや、なぜわかったんだろう、私。
本能?
危険察知能力?
(↑いや、もしあるなら、別の危険をおしえてくれよ。)
部屋のものすべてが揺れたように感じた。
枕元に垂れ下がるようにして置いたルームキーの鍵が振り子のようにブンブン揺れていた
私が、一番最初に思いついたこと。
「ブラジャーしなきゃ!」
私は昨晩、自分の部屋に帰ってくるなり、服を脱ぎ、ブラジャーを放り投げ、ホテルの寝間着を着た。
剣道着のようなデザインで、膝下まである丈のワッフル生地の白色の寝間着。左右の脇腹で紐を結ぶ形になっている。
その下にユニクロの派手なもんぺズボンを履いていた。
同じホテルには、同僚も10人程泊まっていた。
さすがにこの格好じゃあ、逃げられん。
揺れが収まってすぐ、ホテルの寝間着を脱いでブラジャーを着けて、Tシャツに着替えた。
次に、考えたのは、
「あー、昨日のうちにシャワー浴びとけばよかった。。。」
そして、
「情報がほしい!」
と思ってテレビを付けたらどのチャンネルも地震のことを伝えていた
はえー
災害多くないですか?
怒ってるんですか?
東京に来るときは台風直撃で、帰る日に地震。
7月に東京来たときも台風直撃で飛行機飛ばないから電車で行ったのに。
なんとも、すごい確率。
地震のニュースに気をとられ、バタバタのギリギリで身支度して東京を後にした。
ありがとう。東京。
次、来るときも私がアラサーなのは変わらないが、その時までに恋人をつくるよ。
だから、君がこんな寂しい私と会うのは最後なんだよ?
あばよ、TOKYO